
舞台は渋谷。Z世代が既成概念を超えて世界へ飛び出した!

Z世代から生まれる次世代のWell-Being
「Z世代の当社ファンを増やしたい!」
そんな想いを胸に、Z世代事業創造部がキックオフしたのは2021年4月。
そのミッションは〝Z世代の価値観やニーズを追求した先進的なビジネスモデルを創り出す〟こと。
「ロングセラー商品のうま味調味料・味の素®やほんだし®、Cook Do®などの認知度は高いのですが、外食産業が発達した時代に生まれて、自分での調理経験が少ない 若者の間での浸透はいまひとつ…という現状がありました」
この課題を解決するターゲットとして位置づけたのが、国内はもとより海外でも十分なアプローチができていなかった若者層、なかでも、1990年代後半から2010年代前半あたりに生まれたZ世代 なのです。
<Z世代事業創造部のムーンショット>
日本のみならず世界のZ世代の価値観に寄り添い、彼らの食と健康の課題解決に役立つ製品、サービスを開発し、世界中の若者に当社のファンになってもらうこと。Z世代向けの先進的事業をきっかけに、当社グループ全体のファンを世界に広げ、さらには食を通じた「Well-Being(=幸福)」を提供すること。
この壮大なミッションの舞台は、東京駅近くの本社ではなく、ベンチャーの聖地・渋谷。
Z世代事業創造部の拠点は、渋谷駅直結の渋谷スクランブルスクエアの中にある共創施設SHIBUYA QWS(シブヤキューズ)。ここは、さまざまな業種や職種の人がフロアを共有し、新しい事業のアイデアを日々磨いている、今話題のコワーキングスペース(シェアオフィス)です。

多彩かつ多才なメンバーの熱き想いとは…
社内公募で選ばれたZ世代に近い年代のメンバー。その熱い想いを紹介します。
多彩な企業経験をもつリーダー・山田裕介(やまだ・ゆうすけ)

M&A/アライアンス戦略・実行支援に従事後、当社入社
「Z世代の食と健康、こころとからだの課題解決を通してSDGsにリンクするストーリーを創り出していきたい。〝理想〟と〝志〟を常に軸に置きながら、ビジネスの厳しい現実を乗り越え、事業を形にしていくために、悩み、議論し、考え抜き、検討を進めていきます」
技術畑のチャレンジャー・斎藤仁(さいとう・じん)

趣味は家具製作などDIY
「入社時から、ゼロから何かつくり出す仕事をしたいと思っていました。
Z世代のトレンドの変化は激しく、そこに合った事業を生み出すのは並大抵のことではないと思いますが、だからこそ挑戦してみたかった。SNSをはじめ、新しい情報ツールをどう製品に活用していくかがカギ」
アグレッシブな入社5年目・玉置翔(たまおき・しょう)

目標は「仕事で世の中にインパクト・爆発、事件を起こす!」と常に全力
「学生時代から自炊派で当社製品を愛用していましたが、入社後、同世代が当社のことをあまり知らないことがショックでした。これまでのメーカーからの一方的な製品提供ではなく、Z世代と創り上げていく、そういうストーリーをもった製品開発が重要。インパクトある製品を生み出し、Z世代に対する当社のプレゼンスを高めたい」
表現力がウリの国際派・海藏寺栞里(かいぞうじ・しおり)

得意分野はモダンバレエとストリートダンスで培ってきた繊細かつ多彩な表現力
「次のステップを模索している際に、この新事業の話を聞き応募しました。ずっとグローバルな仕事に携わっていきたいと思っているので、世界のZ世代にアプローチできる事業にしていきたい。Z世代は地球環境、サステナブルな社会に関心の高い人たち。私たちは〝食べるため〟の製品だけでなく、Z世代のこころとからだ両方に届く製品開発が必要」
メンバーたちは、積極的に情報収集にも出かけ、勤務時間もフレキシブル。自由かつ自律的に活動しながら、新事業開発にあたっています。
Z世代が紡ぐ新たな味の素社の物語は、
SDGsコンシャスな新章
Z世代の特性にフィットする新製品開発のポイントとして、Z世代事業創造部が意識しているのは…
・テストマーケティング的な小規模事業化でZ世代の反応を分析・検証し て次に活かすアジャイル型スキームを採用
・消費者が社会的課題の解決を考慮、課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を実践するエシカル消費
・製品と資源の価値を可能な限り長く保全・維持し、廃棄物の発生を最小化した経済を指すサーキュラーエコノミー
「味の素社の製品や取り組みをよく知らないZ世代にも、当社のことをもっと知ってもらいたい」という想いからスタートしたZ世代事業創造部。
創設から1年を経て、いよいよ新製品第1弾がお目見えします。
詳しくは次回をお楽しみに!
