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まだまだ捨てたもんじゃない!わたしたちができるフードロス削減とは ~SDGsの日~


​まだまだ捨てたもんじゃない!わたしたちができるフードロス削減とは ~SDGsの日~

本日3月17日は「みんなでかんがえるSDGsの日」。
そんな日だからこそ、みなさんに日本のフードロスの現状を少しでも知ってもらいたいと思い、書いてみることにしました。

1人あたり1日お茶碗1杯分の食料を捨てている日本のフードロス事情


〝フードロス〟っていう言葉、最近よく耳にしますよね。
本来ならば食べられるのに、食べられないまま捨てられてしまう食材…。それがフードロスです。
では、日本では1日あたり、どのくらいのフードロスがあるかご存じですか?

1年間のフードロス量は、世界では13億トン、日本では522万トンもの食べられる食材が捨てられているそうです 。
日本でのフードロス量を国民1人あたりに換算すると、毎日お茶碗1杯分の食料を捨てていることになるとのこと。
捨てられてしまうほど食材があるのに、世界では9人に1人が栄養不足。日本でも相対的貧困層では十分に食べていない子どもがいるそうです。
(出典:農林水産省「フードロスの現状を知る」)
そういうことを考えると、今すぐ、直接的に手を差しのべることはできなくても、せめて食材を無駄にしてはいけないという気持ちになります。

いわれてみれば、自分でもたくさんしていた〝自炊でのフードロス〟


実は、日本のフードロスの約半分は家庭内から出ているそうです。

 その3大要因は、「手つかずのまま捨ててしまう食材」「食べ残してしまった料理」「捨ててしまいがちな部分」。そういわれてみれば、思い当たることも…。皆さんはどうでしょうか?

「野菜室の奥に残っていた使いかけのキャベツ。忘れていて悪くなってしまったので捨ててしまったなぁ」「常備菜のつもりでたくさん作った煮物。食べ飽きてしまって、最後は捨ててしまったなぁ」「おでんに入れる大根。皮を厚めにむいて、面取りして、形よくできたけど、皮も面取りした部分もそのまま捨ててしまったなぁ」…。それだけでなく、賞味期限切れになってしまった保存食や、最後にひと口だけ残してしまったおかずも、ゴミ箱へ…。大いに反省です。

捨てるもの…という〝概念を捨てる〟。それが家庭のフードロス削減に

わたしたちは以前より、商品製造工程でのフードロスを削減する取り組みなどを行ってきましたが、限りある食資源を最大限に活かしきるという考え方を、すべての活動に取り入れていきたいと考え、22年の8月に「TOO GOOD TO WASTE~捨てたもんじゃない!~™」というスローガンを制定しました。


〝ただ、無駄を出さないだけじゃない。捨てられているものに価値を見出し、さらに手を加えて、価値を高めていく。合言葉は、「捨てたもんじゃない!™」 〟。このスローガンには、こんな意味が込められています。

捨ててしまいがちなブロッコリーの茎や大根の皮

「TOO GOOD TO WASTE~捨てたもんじゃない!~™ 」のサイトへいってみるとこれまで捨てていた部分をおいしく活用するレシピが紹介されています。これまで捨ててしまいがちだった大根の皮にえのきだけの根元、ブロッコリーの茎、鶏皮などが、立派な1品に!

このほかにも、余りがちな食材を無駄なく使うレシピや、作り過ぎてしまった料理を変身させるリメイクレシピ、食材を丸ごと使うレシピなども紹介しています。
この記事を読んで、どうしたらフードロスを減らせるんだろう?と感じてくれた方がいたら、まずは1品お家で作ってみてもらえたら嬉しいです。

★「TOO GOOD TO WASTE~捨てたもんじゃない!™~」|【味の素パーク】たべる楽しさを、もっと

 捨てなくてはいけないのは、これまで捨てるべきものだと思っていた概念かも、しれないです。
食材を無駄なく使ったり、残した料理もおいしくリメイクしたりして、みなさんの家での食事がより豊かに、そして少しでも日本のフードロスが減ってくれればいいなと思っています。

★わたしたちのフードロス削減の取り組みについては…|味の素(株)ストーリー|合言葉は「TOO GOOD TO WASTE」〜味の素グループが推進するフードロス削減に向けた取り組みとは? もぜひご覧ください。



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